みなさんこんにちは!Hiroです。
これを書いている現在は5/27ということで、私がオーストラリアに来てから7ヶ月余りが経過いたしました。
本当にあっという間です。。。
前回の記事では、今オーストラリアでの仕事探しがどれだけ難しいのかについてシェアしました。
結論から言いますと、私も悪徳ファームに行ってまいりました!!笑
わかってて乗り込むしかない状況、辛い。。。
というわけで実際どんな感じだったのかシェアしていきたいと思います。
悪徳ファームについておさらい
まず悪徳ファームとはなにかって話ですが、前回の記事で書いた内容に一部追記します。
「悪徳ファーム」
- アコモデーションを埋めるために抱えきれない数の日本人を呼んで待機させる。
- 低賃金でハードワークで働かせ、辞めたら待機から補充する。
- 待機させてればそれだけで家賃収入が入る。
- 主に募集はfacebookか日豪プレスなど日本語の求人
- コンストラクターが韓国人ボスや、農場がインド人経営
- 最低賃金補償ってなに?美味しいの?
こんな感じです。(周りから聞いた内容などをまとめています)
オーストラリアでは働く人の権利がしっかりと保障されているので、やっぱりターゲットは英語力がない人になりますよね。
実際悪徳ファームにヨーロピアンなど英語力が高い人はまずいません。
オーストラリアで日本語の募集を見たらもうワンストライクと思った方がいいかもしれませんね。。。
魅力的な条件なのは確か
基本的に優良ファームだと、自分の交通手段がある(車がある)ことが必須条件のケースがほとんどです。
また、アコモデーションも基本的には自分で探してねって感じです。
やっぱりホワイトなところほど、働くこと以外のことは自分でできる人材を求めているのだと思います。
ほっといても人は来るでしょうし。。。
その点悪徳ファームだとどうでしょうか
- 空港からの送迎がついてるよ
- 毎日ファームへの送迎もあるよ
- アコモデーション提供してるよ
- セカンドビザの申請方法教えるよ
- 英語が話せないだって?問題ないない( ^∀^)
最高ですよね!
これだけ聞くと何が悪徳なの、最高やんけって感じです。
悪徳ファームの1番のメリット
ここで少し私の行ったファームについて紹介します。
こちらはコフスハーバーにあるベリー系のファームで、募集はfacebook、記載は日本語で上記のようなメリットが並べられていました。
私は一目でこれは悪徳だなと思い、すぐにメッセージを送りました。
なぜならその時の私は、ファームの求人にことごとくアプライしては返信のない日々を送っていたからです。
その時友達には「コスタ(超大手企業)ってファームがいいよ〜」なんて言われましたが、もうとっくにアプライ済みで、丁寧に御祈りメールも頂いてましたよ。
悪徳ファームのメリットは上で述べたようにたくさんありますが、中でも1番のメリットは誰でもウェルカムなところだと思います。
職が決まらない不安な日々を送る人にとって、とりあえずの安心感を得るにはもってこいです。笑
実際やりとりとしては、簡単な個人情報を送った後は、いつ来れるかという話をされただけでした。
実のところ、私はてっきり空港についてもそこには誰もこない上、本当は会社自体が実在していないのでは、くらいに考えていたのですが、そんなこともなく、謳い文句は嘘ではありませんでした。
家も2人用の部屋に3人押し込んだ感じですが、一応ちゃんとありましたし、日本人ばかりで安心しました。
ただ仕事がまだありませんでした。
政府のサイトを見ても、ベリーのシーズンはすでに来ているはずでしたが、今年は遅れているとのこと。まぁでも実際農作物なんてそんなもんですよね。
ただそこのアコモの管理人いわく毎年1~2ヶ月遅れてるとのことでした。政府のサイトもあてになりません。
まだファームが空いてないからということで、2~3週間は待機となりました。
が、その間もどんどん人は来て、すぐにアコモがいっぱいになり、別のところに移動させられることに。中には3回移動したという人もいました。
普通に考えたら、まだ仕事がないのにそんなに人を呼んでどうするんだって感じです。その時で100人くらいいました。
ただコンストラクターとしては家賃収入が得られるので知ったこっちゃないんでしょうね。(わかってて来たけど腹たつ。。。)
ただ本当に2~3週間後にはファームが開いて、仕事にいけるようになりました。
あと個人的にコフスハーバーはとても気に入りました!待機中に観光できたのはよかったです。
致命的な問題
働けるようになったは良いものの、ベリーは全然実っておらず、聞いたらハイシーズンは2ヶ月後くらいとのこと。(ちょっと聞いてた話と違う。。)
また経営しているインド人のチェックがとても厳しく、しかも歩合制(レート0.7)のファームなので、時給換算は15ドルくらいだったと思います。
しかも一日3時間くらいで作業が終わってしまうので、1日送迎費を引いて35ドルくらいって感じでした。週に4回の稼働だったので週給140ドルとか。
でもアコモデーションが週150ドルするんで赤字です。
インド人に怒られながら実質タダ働きをしている姿は本当に可哀想なものでしたね。。。
あ、でも作業はめっちゃ楽でした!ベリーは楽っていうのは本当ですね!ちょっと楽しいまでありました。笑
それからさらに2週間ほどが過ぎ、ベリーの量も増えてきて、稼働も増え、1日5時間くらい働けるようになり、週に300ドルくらいは稼げるようにもなりました!
家賃と食費が払える上に貯金もできる、幸せすぎますね^_^
季節労働なので季節に左右されるのは仕方がないことですが、ハイシーズンが来たらレートも0.5に下がるようで、
そこでは大体1日働くとトップピッカーで160~200パックくらいだったので、ハイシーズンだと1日100ドルちょっとはもらえるかなって感じですかね〜。(最低賃金のところだと1日200ドルくらいですけど。。。)
1番疑問だったのは、週に仮に500ドルを稼いだとして、最低時給で働くと1000ドルくらいなわけで、そのペイスリップでセカンド取れるの?ってことでした。
でも実際週に100ドルとかのペイスリップが1枚として使えたよって人もいたんですよね。
みんなはそれを信じて頑張っていましたが、私はあまり信用できなかったので辞めることを決意しました。
あとでやっぱり通らなかったから帰国、は悲しすぎるので。
というわけで、致命的な問題は「稼げないこと、セカンドが取れるか怪しいこと」でした。
悪徳ファームについて、まとめ
最終的に私が感じたことは、「別にいうほど悪徳じゃなかった」ということです。
何を持って悪徳かは人それぞれですが、概ね事前に聞いていた内容通りではありましたし、季節労働なので仕方ない部分も多いと思います。
家賃収入のやり口も事前にわかっていましたし、家が提供されるのは助かります。
送迎もあるため車がいらないし、ファームがどんなものであるか経験するにはもってこいです。
ただし、稼げない可能性は視野に入れて、お金には余裕を持って行くことをおすすめします。
とはいっても最低賃金補償がないのはいくら歩合制でも違法なので、悪徳と言われても仕方ないですね。
おすすめするかと言われると難しいですし、友達に紹介してもらえる人は絶対そっちの方がいいとは思いますが、私と同じ境遇の人は行ってみるのもありだと思いますよ!
というのはセカンドをとりたい日本人とのつながりがめっちゃできるので、そこからいいところに移動ができる可能性が大いにあるんです!
ひょっとしたらこれが1番のメリットかもしれません。
かくいう私もシェアメイトが見つけたミートファクトリーについて行くことができました!
というわけで、今回は悪徳ファームに行ってみた件についてシェアしました。
実は今そのミートファクトリーでも問題がありまして、このまま続けられるかの瀬戸際におります。。。
その件についてもそのうちシェアしたいと思いますね!
それでは!